こんにちは。靴下ねねこです。
本屋でみつけた瞬間に、久しぶりに衝動買いをしてしまいました。ガチプロFXトレーダー及川圭哉氏書いた自身のFXのトレード手法やトレードにおけるスタンスなどを簡単にまとめている書籍です。
ガチ速FX 27分で256万を稼いだ“鬼デイトレ” [ 及川圭哉 ]
|
ざっくりまとめると「ガチ速FX」の内容はこんな感じです。
- 人生で6回無一文になった人がFXで億り人になった書籍
- 通貨ペアの相関関係から最弱・最強の通貨を狙いうつ
- エントリーからクローズまでの所要目標時間は20分
- リスクリワードを把握してトレードする
- テクニカルが有効な時間を利用する
- 勝ちやすい6つの鉄板状況がわかる
書籍の中には、数多くの共感できる部分があり、FXをやっている人で、特に色々と試し結果が出せず思い悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい一冊だと感じます。また読み進めるうえで、MT4のツールを使ったことがあるとより理解が早いかと思います。
「ガチ速FX」のポイント
①メインで利用するのは移動平均線
株や為替でよく聞かれていると思いますが、移動平均線とは、ある時点から遡ったある一定期間の平均値をグラフ化したものです。平均値化する時間の傾向をみようとする指標となりますが、これを8つ分を利用しながら、相場の流れを把握し、トレードを行う。移動平均線の他にもボリンジャーバンドや及川氏が開発されたシグナルツールのパーフェクトオーダーといったもありますが、メインは移動平均線となっています。
この移動平均線にどのような流れでロウソク足がタッチするか、離れるかでエントリーのタイミングや損切りのタイミング等の考えに利用されています。
②通貨ペアの相関性
ドル円・ユーロ円・ポンド円・オージー円の4種類の通貨
ユーロドル・ポンドドル・オージードルの3種類の通貨
ユーロポンド、ユーロオージー、ポンドオージーの3種類の通貨
合計10通貨の相関性を監視しながら、相場状況を把握し、その場面で一番弱っている通貨、強い通貨でトレードされています。
様々なトレーダーさんの内容や書籍などでは、取引する通貨は絞る、値動きの大きい通貨は利用しないなどとある中で、弱っている通貨をとことん狙うため、一つの通貨だけでなく、相関性のある通貨もあわせてトレードしていく手法も取り入れています。
③タイムマネジメント
テクニカルが効きやすい時間帯を狙うこと、またその時間帯のテクニカルの傾向などを利用することで勝率が変わるため、どのような時間帯でどの点を注意しながら取引するのがよいか紹介されています。おススメは欧州時間に入って取引される人が多くなる15時以降みたいですが、東京時間の取引の仕方などもきちんと説明がありますので、為になります。また、5分足のローソクでトレードされる中でも、秒刻みで時間気にするポイントも紹介されています。この本を読んでから私もローソク足をよく観察するようになってただのロウソク足がまったく違うロウソク足に見え、秒刻みの大切さにも気が付くようになりました。
④リスクリワードを気にする
トレードする際に重要なこととして、どんな時にもエントリーして良いかというともちろんそうでもありません。 エントリーするからには勝てる確率が高いところでエントリーするとは思いますが、それだけでなく、損するリスクに対して得られる利益を確認してエントリーすることの大切さが記載されています。
早い話が1万円失う確率が5割、1万円得る確率も5割よりも、1万円失う確率が5割、2万円得る確率が5割のところで取引したいのは当たり前ですよね。
⑤鉄板の6状況
なんといってもFXで負けないためには勝てる確率が高いところを狙うというエントリーポイントの見極めが大事なのですが、それを6つも紹介されています。覚えてすぐにトレードに活かせるものもあり、これだけでも本1冊の元は取れるのではないかと思えるほどです。
「総評」
FXに関してひと通りの知識を持っていることが前提となる書籍のため、はじめてFXを利用する人には馴染みにくく難しい内容かと思います。ただ、エントリーポイント、損切りポイントについて、及川氏の理論がわかりやすく、実際のチャートなども交えながら、すらすらと読みやすいこともあり、初めての方でも読む価値は十分にあります。また、FXトレードをある程度やってことがある人には、通貨ペアの相関性、トレードの時間帯による違い等、得られる物が絶対にある1冊だと思います。
著書・及川圭哉氏が自身のブログにて日々のトレード結果やYoutubeでのトレード動画等をこちらにて公開されております。